お弟子さんの声

お弟子さんに日本舞踊の体験談を書いて頂きました。

寛子さん

私に日本舞踊は無理だから、やっぱり習うのはやめよう」
初めて体験に伺った時、率直にそう思いました。

以前から京都の舞妓さんの舞に憧れ、いつか自分も日本舞踊を習いたいと思っていました。
ですが、体験で感じたのは、見た目の優雅さとは裏腹に、そのハードさ。

ダンスは昔から大の苦手。
手順は覚えられず、足はガクガク。貧血も起こし…
これは自分には出来ない。
諦めよう。

ですが、先生の大変熱い勧誘(?)に、
少しだけやってみて…無理そうだったら辞めよう、、、
と思い入門。
それから、あっという間に2年半が経ちました。

本当に手のかかる私に、いつも優しく、丁寧に、そして「情熱的」にご指導下さる国美恵先生。
入門して1年後の勉強会では、憧れの舞妓さん姿での「京の四季」を踊らせて頂き、
「あの時迷ったけど、入門して良かった!」と心から感じました。

お教室では、お子さんから人生の先輩まで、皆さま生き生きと日本舞踊に取り組まれています。
お子さんも立ち居振る舞い、礼儀作法がしっかりしていて本当に、毎回驚かされます。
挨拶、襖の開け方、畳の上での所作等々…これらはお稽古中に留まらず、日々の生活でも大いに役立つものだと感じます。

私事ですが、先日神社で結婚式を挙げました。
憧れの白無垢に身を包み、先生にご指導頂いた「すり足」で、神殿まで歩きました。
「歩き方が素晴らしいですね」
「着物でそんなに歩き慣れている方は初めてです」
介添えさん、神社のスタッフさんを始めカメラマンさん、プランナーさんからもそのように声を掛けて頂き、大変誇らしい気持ちで晴れの日を過ごすことが出来ました。

これからも、魅力溢れる国美恵先生の元、日々精進して参りたいと思います。

雅邦さん

花柳流の名取りである母の影響で幼少の頃から日本の伝統芸能に興味を持ち、加えて、実際に日本舞踊を拝見する機会も多く有り、いつか自分も学べたら…と憧れ続けて参りました。

品川区中延に引っ越した折、隣駅に国美恵先生の教室が有る事を知り、ホームページを拝見させて頂くと男性のお弟子さんもご指導されておられるとの事。これは千載一遇の機会と思い、3年前、思い切ってその門戸を叩かせて頂きました。

全くの未経験者である私でございましたが、国美恵先生はとても温かく受け入れて下さいまして、基本動作から所作、作法、踊りの心構え、一つ一つの振りの意味、歌詞の意味など、かくも覚えの悪い私にもかかわらず、溢れる笑顔と優しさの中でいつも懇切丁寧にご指導下さっております。

日本舞踊を通じて、常日頃の所作の美しさが踊りの美しさを生み出すのだという事を学び、日常の自分自身の所作、姿勢、礼儀作法に対する配意が一層深くなりました。
また、自分自身が踊りを学ぶ事で、これまで以上に踊りを見る楽しさも増すと同時に、常にお客様(第三者)を意識して自らを鑑みる事、まさに世阿弥の説く「離見の見」の世界観の中で、あらゆる事に客観的に対峙する意識も一層高まりました。

加えて、和装を身に纏い、教室へと足を運ぶ事はとても良い気分転換になっております。戸越銀座の商店街を歩いていると「素敵ですね」と声をかけられ、「あら、噺家の方かしら」などという声も耳にしますが、それも和装でいるが故。踊りを学ぶ楽しさに加え、着物で街歩きをする楽しさも堪能させて頂いております。

昨年の発表会では、憧れの「浅草見番」の舞台で「浦島」を躍らせて頂き、自身の未熟さを痛感しながらも、一生の思い出を頂戴いたしました。わずか3年で、かくも貴重な経験ができるとは夢にも思っておりませんでしたが、これも全て、国美恵先生の温かいご指導の賜物であると思っております。

何事も、遅すぎるという事はございません。思い立ったが吉日。素敵な先生と素晴らしい仲間達が待っておりますので、興味を持たれた方は是非とも、教室の門戸を叩いてみて下さい。一緒にお稽古するのを楽しみにしております。

栞さん (小学生五年生)

わたしは、昨年平成26年の夏に日本舞踊協会・東京支部・城南ブロックが主催する「おどりの寺子屋」に参加しました。その時に日本舞踊に興味を持ち、さらに続けたいと思いました。
そんな時、ホームページで国美恵先生のお教室を見つけ、入門することにしました。
始めたばかりのわたしにも国美恵先生は丁寧に教えてくださり、踊りだけでなく、礼儀や作法まで身につけることができました。
六月に行った勉強会では「胡蝶」を踊りました。入門して半年足らずのわたしにはかなり難しい演目でしたが、先生のご指導によって無事踊りきることができました。
そのことはわたしの大きな自信になり、新しい踊りを教えて頂くのがとても楽しみになっています。

※お母様にも書いていただきました
娘から日本舞踊を習いたいと言われた時は正直戸惑いました。
敷居の高い世界に足を踏み入れるような気がして、また日舞についての知識も乏しいため不安の方が大きかったからです。
でも今は娘を入門させて本当に良かったと思っています。
国美恵先生は優しく丁寧に踊りを教えてくださるだけでなく、着物の着付けや行儀作法、日本文化・しきたりなど多岐に渡ってご指導してくれます。
それにマンツーマンのお稽古を通じて娘は以前より集中力が高まったようにも思えます。踊りの習得はなかなか難しいようですが、それがやる気の源となり毎週楽しく通っております。
また先生はどんなに初歩的な質問にも丁寧に教えてくださるので私も入門前の不安は無くなりました。教養溢れる先生や諸先輩方々との交流は親としても非常に楽しいものです。
娘にはこれからの時代に必要な語学力や情報処理能力にプラスして、日本文化をしっかりと身に付けて素敵な女性に成長して欲しいと思っております。

まこさん(小学生五年生)

お稽古を始めて1年が経ちました。
日本舞踊で楽しかったり、心に残ったことは発表会です。なぜなら初めて舞台の上で着物を着て踊ったからです。
これからも日本舞踊を続けていきたいです!


鏡子さん

早いものでお稽古を始めて早六年が過ぎました。
下町育ちの私、明神下を行きかう芸者さんの粋な着こなし、立ち振る舞に憧れ、小学生のころに2年ほど日本舞踊のお稽古をしておりました。
年を重ね時間と心の余裕ができた今、もう一度踊ってみたい、お稽古をしてみたいと思う気持ちがわいてきました。 いろいろとお稽古場をネットで探し、国美恵教室の「体験レッスン」に出会うことができました。
先生の気さくなお人柄とご指導に触れさせていただき、このお稽古場なら「最後の趣味」としてずっと続けることができると確信し、その日のうちにレッスンをお願いしました。
入門して半年もたたず勉強会で「春雨」を躍らせていただき、踊ることに楽しさ、難しさ、奥深さを身をもって体験させていただきました。週1回のお稽古が現在は月6回へと増え、若いお嬢様のような柔らかさ、美しい身のこなしもできず、リズム感もなく、覚えも悪い私ではなりますが、「60の手習い」を楽しみながら続けております。 国美恵教室は、新年会・勉強会・教養講座と幅広い年齢層の仲間とともに、日本舞踊を通し、日本文化の素晴らしさに触れる場を作ってくださいます。前回の教養講座では、伝統の装い"着物について"という講座を担当させていただきました。
先日も小学5年生の新弟子さんが、一人で前身ごろをきちんと決め浴衣を着付け、反幅帯を結び、師匠や年上のお弟子さん方にきちっとご挨拶する姿に触れ本当に驚かされました。日本舞踊とともに、失われつつある日本の伝統が自然と身についていくという素晴らしい成果ではないでしょうか。
私もお稽古年数と共に年齢も増し、できることの幅が狭まりつつありますが、それはそれなりに楽しみながら、いつか本舞台に立ちたいという夢を捨てず、これからも人生の最後まで、お稽古を続けていきたいと思っております。

舞さん (事 花柳美恵舞生)

社会人2年目の時、会社生活にも少し慣れ、「何か習い事をしたいな」と思い、小学校の頃地元の大分で数年習った日舞をまた習うことにしました。
雑誌で国美恵先生のお稽古場を知り、先生のお人柄にもひかれ通わせて頂くようになりました。それから2年・・・お稽古場では本当に充実した時間を過ごしていています。
会社帰りの時は、仕事の疲れもあり大変と思うこともありますが、お稽古に入れば仕事の事を一切忘れ、良い気分転換になります。とは言え、お稽古の後は「上手く出来なかった」と毎回反省するので「お稽古=楽しい」とは言い切れません。しかし、その都度「もっと上手くなりたい」という向上心が芽生え、次のお稽古が楽しみになるので、日舞が大好きなんだと思います。まだ経験が浅いので、これから多くの曲をお稽古し、154cmと小柄な私ですが伸び伸びと大きな踊りが出来る様に勉強していきたいです。
お稽古に限らず、着付けや礼儀作法についても丁寧に教えて下さるのでとても勉強になります。
★目標★「おばあちゃんになっても日舞」
現在2児の母、子育てをしながらお稽古頑張っています! 平成19年12月花柳流家元に於ける普通部名取試験に合格し、「花柳美恵舞生」の名前を許されました。

花柳美恵福

精進の甲斐あって平成22年12月23日の名取試験に合格し「花柳美恵福」のお名前を戴きました。 平成24年12月23日花柳流専門部名取試験に合格し、師範のお免状を頂きました。
あっという間に10年の時が流れて、専門部の名取を取らせていただき、改めて、「今、思う事」を書きたいと思います。 思い起こせば、いい歳になってから始めたことなので、最初はもちろん名取になるとか、そういう事は全く考えていなく、憧れの日本舞踊をやってみたいという思いだけでした。気がつくと、自然と次から次へと道が開かれていったのは、きっと私の人生に必要な事だったからなのでしょう。
私は常にどんなことでも、一番最初に何かを教えてくれた先生を一生、尊敬と感謝気持ちを忘れないことにしています。先生は、踊りはもちろんの事、この世界の事を何も知らない私に色々な事を一つ一つ教えてくれました。
いつも思うのは、少しは精神的にも成長しているのだろうか……という事。
踊りだって、10年経ってもまだこんなものか…….と自分自身にがっかりする事ばかりです。
まだ芸の世界の入口に立っているだけなので、これから本当の意味での勉強だと思っています。きちんと稽古に裏打ちされた踊りを踊り、自分とは全く別の役を演じる楽しさをみんなにも伝えていきたいと思います。

イザベルさん

私は、母がドイツ人でドイツで育てられて来ましたが、父が日本人なので、ずっと父の母国に ついて興味深く感じていました。
学校を卒業した後は、特に日本語を習うために、一年間日本に行く事にしました。
東京日本語学校に入学した後は、日本文化に対する事も学びたくなり、最初は茶道を習う事にしました。けれども私は踊る事も大好きでしたので、せっかくのチャンスだと思い、日本舞踊を学びたいと思いました。
その後、インタネットで見つけました花柳国美恵舞踊研究所が入会を受け入れて頂きました。
日本舞踊は少し観たことがありましたが、実際に踊ると、その時までやって来たバレーや社交ダンスとの余りの違いに驚きました。
最初は踊りの動きや音楽もなかなか理解出来ませんでしたが、花柳国美恵先生のご丁寧な教え方や歌詞の説明のお陰で、十ヶ月間日本舞踊に触れることが出来た事をとても嬉しく思っています。
大変素晴らしい踊りを短い間でも習う事ができて、とても良い体験が出来ました。
そして、心の思い出にもなりました。

立川志ら乃さん(落語家)

立川流落語会の昇進基準である「落語50席」「講釈」「踊り」「唄」の中の「踊り」をクリアすべく目的で国美恵師匠のもとに通い始める。しかし、昇進後の現在もその奥深さを学びたい気持を強く感じ、週1回のベースで汗を流している。
志ら乃だけでなく、立川志らく一門のほとんどが国美恵師匠に稽古をつけてもらっており、一門の「かっぽれ総踊り」なども各地で披露している。
平成6年明治大学落語研究会に入部。平成10年立川し志らくへ入門して「志ら乃」になる。平成15年立川流家元・立川談志による昇進試験に合格し「二ツ目」に昇進。
平成16年NHK新人演芸コンクール本選出場。
平成17年度NHK新人演芸コンクール大賞を受賞。
落語以外では俳優養成所の講師や、ナレーション、舞台、漫才などにも取り組んでいる。
平成17年度 NHK新人演芸コンクール 大賞を受賞
平成24年度 真打へ昇進。


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